January 30, 2008
■冬の風物詩をこの身で味わう
最近の僕のお気に入りのファッションは、部屋の中でもマフラーをすることかな。
はい。
何をいまさらヨンサマ気取りか! と思われたかもしれないが、なんと風邪を引いたのである。しかもただの風邪ではない。巷をにぎわす冬の黒風物詩、あのいまいましい横文字の名前の付いた、AとかBとかいろんな型のあるやつなのである。
まあインフルエンザなのだけれども、前のエントリーに書いたように職場で流行っていたのを、いつの間にかもらっていたらしい。ただ、予防接種していたのでそれほど重症にならなかったのと、何より『インフルにかかるようなやつは精神がゆるんでいる』 などと、少々ゆがんだ過去の体育会的な気合を持ち合わせている僕は、多少体調が悪くても何とかごまかしながら仕事を続けていたのである。
しかしながらこのブログのディープな読者の方はご存知だと思うが、私は知ってのとおり病院勤めの人間である。いかに私の吐き出す息がミントの香りがして草原に吹き渡る初夏の風のようにさわやかであろうとも、インフルさんが多少なりとも混じっているからには、それを院内で好き勝手に排出するわけには行かないのである。
そんなわけで僕は上司の命令で検査を受けさせられ、インフル陽性が判明した瞬間に強制退去を命じられたのである。もし僕が『交渉人』 の米倉涼子だったら『なぜですか!』 と上司に食い下がるところだが、インフルなのだからしょうがない。
今日は久しぶりに目覚ましをOFFにしたままゆっくり目覚め、一日部屋でビデオを見たり雑誌をめくったりしながらのんびりしている。明るいうちにブログの更新をするというのも新鮮だ。これで映画でも観に出かけられたら、最高なんだけどな…。
January 26, 2008
■真冬の夜の窓から
えっ、また『ハムナプトラ』 やってんの!?
はい。
更新は久しぶりであるが、この一週間は猛烈な忙しさであった。職場の同じ仕事チームのメンバーがインフルエンザでバタバタと戦線離脱、そういうときに限って緊急の仕事が舞い込んできたりと、まさにここ最近の天候のような嵐の一週間であった(まだメンバーは復帰していないのだが…)。
普段は仕事で疲れて帰ると、うちのセニョリータいわく『疲れた感じが玄関から入ってきた瞬間にわかる』らしいのだが、今回は『疲れを通り越しておかしくなってるよ』と言われてしまった。私は要するにハイになっていたらしい。恐ろしい。
天候といえばこの辺りは吹雪がすさまじく、雪がしんしんと積もらずに横殴りに吹き付けるので、駐車場においておいた車とかは仕事から帰るころには、ちょっと変なエアロパーツを付けたみたいな状態になっている。まして僕の車は白いのでそれが妙にマッチしたりして。危うい。
しかしそんなハイな状態を収めてくれるのも、また雪である。私の家の窓からは小さな田舎駅のホームが見えるのだが、深夜、無人のホームに雪が降る光景は寂しくもあるが、幻想的な美しさも漂わせている。
凍える空気を部屋に入れながらその光景をじっと見ていると、今にも真っ白な雪列車が音もなく滑り込んでくるような、そんな気もしてくるのだ。
<写真>次の停車駅は…
January 19, 2008
■センター試験の思い出
今年もセンター試験の季節がやって来た。昨日あたりのニュースでは、直前に神社などにお参りする受験生の姿や、壮行会で意気あげる塾や学校の様子が放送されていて微笑ましかったのだが、つい
「前日に神頼みしてるようじゃだめだな〜。」と意地悪発言をしたところ、すかさずうちのセニョリータが
「会場にたどり着けなかった誰かさんのセリフかしら?」などとチクリとやってくれた。
そう。僕はかつて受験生だった頃、センター試験を受けたことがある。その時なんと、会場への道を間違えて大幅に遅刻したのだ。
全力疾走で何とか試験が受けられる時間には間に合ったものの、激しい動揺と大量の発汗、呼吸の乱れにより出来は散々。終了直前に解答用紙を見直したら、解答欄が一個ずつずれていたような気がしたのだけれども、『俺は何も見ていない』と現実逃避のうちに一時限目の試験は終了。
当然ながらその年、受験は失敗に終わったのである。
そんな僕のピュアボーイ時代の古傷をうちのセニョリータはぐさりとえぐってくれたわけなのだが、まあ今となっては笑い話である。てか、当時も数日後には笑い話にしていたような気もするが。
そういうわけで受験生を見ると、何のかんの言っても他人事には思えず、親近感を持って見てしまうのである。
それにしても、僕がセンター試験を受けていたときにオギャー!と生まれた世代が今年センター試験を受けているんだなあ。早いとも遅いとも思わないが、月日の流れを少し思い返しながら、僕はしみじみとお茶を飲む…。
January 16, 2008
■恥ずかしい荷物
去年うちのセニョリータが友人の結婚式の引き出物でカタログギフトをもらってきたのだが、特に欲しいものが見つからないと言うので、代わりに僕が『ナショナル鼻毛カッター』を注文した。電気屋でわざわざ買うほどでもないが、なかなか評判がよいのでどんなものか一度トライしてみたい商品のひとつだったからである。
それが今日届いた。もちろん僕は昼間は仕事なのでうちのセニョリータが受け取ったわけなのだが、なんと発送されてきた箱に堂々と『鼻毛カッター』と書かれていたらしい。配達員のおっちゃんは『この奥さん、ボーボーなのか』と思ったかもしれない。僕もハズバンドとして恥ずかしい。RINGBELLさんにはもっと考えてもらいたいものである。でないと日本中の奥さんたちが鼻毛ボーボーだと思われているかもしれないのだ。
で、使用感とかとレビューするとブログっぽいかもしれないが、それはやらない。ボーボーな話題は、これにて終了。
January 14, 2008
■スノウ・フィールドの国から
新年、「今年はブログとホームページの更新をマメにやるぞ」と決心したのもつかの間、年明けから仕事が猛烈に忙しくなりそれどころではなくなった。
しかしものを書くというのは僕自身の趣味でもあり、頭や心の中に溜まっているものを外に放出してリフレッシュする作業でもあるので、遅々とした更新かもしれないが続けていこうと思っている。
さて、僕の住んでいる地域では昨日今日あたりはだいぶ吹雪がひどかった。僕は昨日は出歩いていないが、人の話によれば運転していてもまったく前が見えないような状況だったとか。今朝になってみるとあちこちの田んぼに、ありえない角度で転落した車が転がっていたというから恐ろしい。
しかしそんなでも、雪と言うものはやはり美しくて、人の心を魅惑するのである。少なくとも僕の周りでは大雪に悩まされたとしても、雪自体を憎む人間はいない。
吸い込まれるようなホワイトシルバーの雪原を眺めていると、やはり雪国はいいなあと、改めて思うのである。