July 06, 2007

■今日のコロシ文句 『香り』

(俺が殺される)殺し文句シリーズ

「街でこの香りを嗅いだら、思わず付いて行きたくなります♪」

はい。わたくしウッディ、こう見えても香水なども少々たしなんだりする。と言っても仕事には着けていかないし、周りにプンプン匂うほども使わない。夜や休日のリラックスタイムにほんのちょっぴり着けて楽しむ程度である。
で、この殺し文句(殺され文句)だが、香水のネット上のレビューでよくあるフレーズなのだ。
(続きはクリック↓)



僕が香水の魅力に目覚めたのは5〜6年前の事になる。ハワイで買ってきたAbercrombie & Fitch と言うブランドの洋服に香水の香りが付けてあって、「香水もいいもんだな」と思ったのがきっかけである。
 だが実際自分で香水を選んで買うとなると、これは大の男にとって超難問。少なくとも僕にはデパートの香水売り場に行ってレベルの高そうなお姉さんに「僕に合いそうな香りはありますか。」などと切り出す勇気はない。きっとお姉さんに「ボウヤはおうちで石鹸水でも塗っておくのね。」などと軽くあしらわれるに違いないのである(戦わずして敗北)。
 で、当然ネットショッピングとなる。だが当然ながらネットだとテイスティングができないので、実際の香りがわからずにイチかバチかで買うことになる。そんな時参考にするのが、ネット上に書かれているユーザーレビューなのだ。そしてこの殺し文句である。

「街でこの香りを嗅いだら、思わず付いて行きたくなります♪」

 このキラー・ワードを初めて眼にした時、<うひょう!マジで!? ⇒ 即買い>と、僕は釣堀の雑魚(ザコ)のようにエサに食いついてしまった。恥ずかしい。その後しばらく香水経験を積んで見えてきたのだが、実はこのフレーズ、香水売りでは結構使われるフレーズなのである。もしこれから香水を始めようとしている男性がこれを見ていたら忠告しておく。
 誰も付いてこないから。

ついでだから僕なりの香水レビューも簡単にしてみよう。
初めて買った香水は『アラミス』と言うやつだった。男の定番、みたいな渋めなポジションにある香水である。ハイ、まず失敗。渋すぎてオッサンのポマードみたいな匂いだった(使っている人見てたらごめんなさい。人それぞれですから)。
アラミス
↑渋すぎてむせ返る

 それに反省して、次はとりあえず売れ筋商品を買ってみた。
 アランドロンの『サムライ』はフローラル(つまり花)の優しい香りがして好感度が高い。しかし高校生のオニイチャンとかが結構付けていて、使用年齢層が低い感じがしたので封印した。
サムライ
↑つけても若き日は戻らず

 次はブルガリの『ブルガリ・プールオム』。これは良いと思う。深みが合って爽やかで独特。おそらくこの香りが気に入らない人はいないだろう。しかしこれもやがて封印。なぜかと言うと以前いろんな職場を回る仕事をしていた時、これを付けている中年のオッサンがやたらといたからである。たぶんあちこちで売られているので手に入りやすいのと、ブルガリというブランドネームがわかりやすいからだろうと僕は思っている。
ブルガリ
↑しかも着け過ぎの人が多い

 その他にも数十種類は試したのだが、あまり香りを表現するボキャがないのでレビューはここまで。いずれ気が向いたらまた書いてみようと思う。
 どこに香水を買いまくる金があるんだと疑問を持たれた方もいるかと思うが、ヤフオクで200円くらいで売っている小分けのやつを買うといろいろ試せてよいのである。で、気に入ったらビンで買うのだ。
 最近のお気に入りも紹介しようと思ったが、やめておこう。香りは謎の演出でもある。男の背中に謎めく香り。タネ明かしをしたら、つまらない。(ツッコミ歓迎)
 

Posted by woodcat at 23:08:34 | from category: 雑想日記 | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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