April 20, 2008
■引越しのお知らせ
このブログ、引っ越すことにしました。
今後ともよろしくお願いいたします。
★引越し先はこちら
April 19, 2008
■さびれた街に、粋な眼鏡屋
コンタクト以外の時は裸眼族だったうちのセニョリータがめがねを買うことになった。
実家の山形市内で似たようなチェーンの眼鏡店が軒を連ねる中、どこで選ぶかと言うことになったのだが、ここはひとつ、勤務先の地元のゴーストタウン、いや違った、少々閑静な商店街にある、老舗の眼鏡店に入ってみることにした。
実はこの眼鏡店、前から気になっていたのである。
ゴーストタウン、いや違った少々物静かな旧繁華街にあって、なぜか突如としてきらびやかな店構えに、田舎町に不釣合いな海外ブランドのロゴマークが並んでいて、店の前を通ったときに「おっ?」っと思っていたのである。
ただ、もしかすると見掛け倒しの可能性も大いにあるから、いざとなったら店員さんに捕まるまえに店を脱出しなければならない。僕はジェイソン・ボーンになりきった心構えで店内に足を踏み入れた。
ところが入ってみて驚いた。
店内には量販店に匹敵するか、それ以上の品物が並び、看板どおり海外ブランドの眼鏡やサングラスがセンスよく陳列されていたからである。
脱出劇の必要はなくなった。
セニョはさっそく眼鏡を試着し始める。ブランドコーナーに張り付いて奥の方にあるお買い得品のコーナーに目もくれないのはどういうわけかと尋問したくなったが、ここで揉めているところを見せると店員さんに足元を見られると思い、余裕のあるジェントルハズバンドの振りをして椅子に腰掛け、「うん、それは似合うね」とか「少し硬い感じかな」などとうわ言のように空虚な批評をした。
約一時間ほどの買い物であったが、この店の内部事情が大体つかめた。
おそらく店は先代(あるいは先々代)から続く地元の老舗なのだが、最近になって方向転換したのだと思われる。そのかじ取り役は、きっと気取りすぎギリギリのファッションや立ち振る舞いが強烈な印象を残してくれた、若旦那であろう。
おそらく僕より年下の若旦那は「東京帰りです」的な濃厚なオーラをムンムンに発しており、この田舎町ではちょいと浮いている感も無きにしも非ずであった。
後でネットで調べたら店のブログもやっていて、こっちが気恥ずかしくなるような自分撮りの写真などもアップしていた。
だが、そういう部分も含めて応援したくなるようなお店であった。
安売りの看板で客を集めて質の低いサービスを投げうるような量販店とは違い、地元のお客を大事にすると言う姿勢が、家族経営の店の雰囲気から伝わってきて、なんとなく気持ちよかったのである。
会計してくれた店のお母さんはまだクレジットカードの機会の使い方も良くわからず、お客の僕の方が慣れているような感じであったが、それもまた良し、である。
さびれた街にも、大資本にはない心が見つかることがある。
地元の隠れたいい店、大事にしたいものである。
April 13, 2008
■雪降れど 花の命はそこにあり
去年の秋、山形市北部で園芸職を営む『平成最後の昭和』 氏より花の苗を譲り受けてきた。
実家には屋外プランター、勤務先のアパートには室内の鉢植えと分けておいたのだが、氏の、
「こいつらはな、雨や雪をかぶったぐらいじゃビクともしねえ。ミラノの女たちみてぇにな。」
(キャラはだいぶ誇張あり)
という言葉をそのままに、実家のプランターを冬の間出しっぱなしにしておいたら、雪をかぶって花が全滅していたので、正直ものすごくあせっていた。
(や、やべえ...、やっちまった...)
しかし最近、暖かくなり始めるとまたものすごい勢いで花を咲かせ始めたので、安心すると同時に感動した。
昭和氏、今年も楽しみにしております。
■ムービー初心者のいらぬ憂鬱
日曜日の朝に毎週思うこと。
張本さんはすぐにゴルフに例えるけども、余計わかりにくい。
はい。
さて、来るべき日に備えてうちもビデオカメラを購入しようかと考えた。で、カタログを眺めて、買うかどうかは別として、なんとなく良さそうなのをピックアップしたのだが、ちょっと気になることがあった。
そのスペック表を読んでみると、撮影時間は48時間とある。
「意外に長く撮れんな〜。」と思ったのだが、さらによく読みこむと、それは媒体への記録可能時間であって、カメラを動かせる撮影時間、つまりバッテリーの実働時間はたったの60分足らずらしいのである。
ということは、だ。
48時間フルに撮影するためには、バッテリーが48個必要、ってこと?
するってえとオイラは、バッテリーを48個つめたバッグを怪しまれて空港の手荷物チェックで長時間捕まったりとか、
バッテリー48個を内側にびっしり仕込んだロングコートを着て夏休みのディズニーランドを歩き回ったりとかすることになるのだろう。
ビデオ撮影の道は険しい。
そんなわけないじゃん。
April 06, 2008
■携帯電話と膳と梅
4年ぶりにケータイを変えた。
さすがに4年もたつともはや同じケータイと言えども、まったく別の物体のようである。
「ケータイなんてな、話ができて、せめてメールでもできりゃ十分なのよ。」
などとニヒルにうそぶいていたこの僕も、今や愛機で写真撮りまくり、ダウンロードしまくり、テレビ見まくり、音楽聴きまくりである。文明に精神を懐柔された自分が情けなくもあるが、春の陽気に免じて良しとする。
◆
今日の昼は久しぶりに山形市内『オビハチ』 でランチ膳。
たぶん、自分が山形の人間じゃなかったとして、仕事か旅行で山形に来て、小腹が空いている時にこの店を見つけて、ふらっと入ったとしたら、たぶんその印象だけで「山形っていいとこだなあ」 と思ってしまうと思う。そういう店。少なくとも僕(とうちのセニョリータ)にとっては。
◆
梅の花が好き。
春と言えば桜だが、最近は梅の花の良さもわかってきた。大人の味。
人生、おもしろくなってきた。
てなわけで、新ケータイで撮った実家の梅。満開。↓