May 25, 2007
■『王子』 は正しいのか?
『ハニカミ王子』って呼び名、本人は納得してるんでしょうか。
15歳でゴルフのプロツアーで優勝して話題になっている石川選手のことなわけだが、芸能人ならまだしも、勝負の世界に生きようとしている男性に付けるニックネームではないと思うのだが。
斉藤投手の『ハンカチ王子』しかり、楽天の田中投手の『マー君』も同じ。まあ、キャリアが積まれるにつれて次第にそんな呼び名は消えていくのかもしれないが、あんまり子供じみた扱いはスポーツの醍醐味を損なわせることにもなりかねない。何でもかんでも『サムライ』を付けるような今の流行りも鬱陶しいが、どうせ付けるならカッチョいいのを考えてあげたいものだ。
May 24, 2007
■夢の自転車通勤
今週から本格的に自転車通勤を始めた。壊れたままずっと物置でホコリをかぶっていたお気に入りの自転車を一念発起して修理に出し、それがこの前の日曜に届いたからだ。もう一台スペアが買えるくらいの修理代がかかってしまったが、愛着の深さは何にも換えられない。
今週はずっと天気がいいので通勤もすごく気持ちがいい。
信号待ちのクルマの脇をすり抜け、朝の空気を全身に浴びて颯爽と走れば気分はニューヨーカー…なんだけども、この田舎ではかたわらを走っているのはイエローキャブではなくて軽トラなんだが。
しかしまあ、自転車はいい。のんびり走っているとふわっと甘い香りが漂ってきて、見渡すとつつじの花が満開に咲いている。年老いたネコが朝の花壇の前にたたずんでいて、すぐそばを走り抜けても逃げる様子もない。
唯一困ったことがあるとすれば、クルマの方の愛車に乗ってやれないことだな。
May 22, 2007
■食と向き合う
ここのところ夕食の時にテレビを見ないようにしている。
生まれてこの方、外食の時を除けば夕食時には必ずテレビがついていたものだったが、ある時自分は別に見たくて見ているわけじゃなくて、ただ惰性で見ているだけだと気がついたのだ。
そうして食と向き合うと、メシがとてもうまく感じられるようになった。サラダの野菜の色彩や、米の色つやはもちろん、器や箸にも気が向くようになった。
しかし無音状態というのも楽しくないので、音楽を流している。この時やはり食事に合うものとそうでないものがあって、流すのはたいていジャズである。クラシックだとナプキン巻いてナイフとフォークでおちょぼ口、みたいだし、ロック系ではハンバーガーしか食えなくなる。
ただジャズでもあまり急激にテンポが変わったり、激しいセッション系のものは消化に良くない。良いのはライトな女性ボーカルか、柔和なピアノ系である。気に入っているのはキース・ジャレットのアルバム『The melody at night,with you 』だ。緩やかなピアノのメロディが食のテンポに良く合い、リラックスしたひと時を演出してくれる。
May 15, 2007
■読まないなら飾ればよい
読まずにたまる雑誌。
これは部屋を散らかす元凶のひとつである。まあぜんぜん読まないことはないんだけども、読みかけのままあちこちに積んであるのは見た目に良くない。雑誌も結構高いので積んである分だけ無駄遣いした気分にもなる。
なので読まないならばせめて飾ろうと、ブックスタンドを作った。
なかなか良い感じに出来た。しかし有り合わせの材料でこしらえたので実物の細かいところはアラも多いのだが。
May 07, 2007
■オープンセットを訪ねて
ここ最近、山形の庄内地方では映画の撮影がよく行われている。その撮影場所のひとつに石倉オープンセットという撮影地がある。そこを見て来た。
月山の山麓、人里はなれた山奥へクルマで分け入り、駐車場に車を止める。それから更に、荒野のような谷間の一本道を歩くこと数分、その場所は姿を現す。
使い終わったセットは壊れかけ、これから使うセットは工事中といった状態なのだが、人も立ち入らぬ殺風景な場所に異世界の街並みがあるというだけで、なんだか体の奥の方からブルブルっとエキサイトしてくるような感覚が湧いてきた。
それは幼い頃に冒険映画を観た時の興奮や、また大人になってから異国の地を旅した時のハイな感覚に似ていた。
これで実際の撮影が入って現場が活気付けばもっと違う興奮があるのだろう。よく『映画作りはやめられなくなる』という話を聞くが、そんな人の気持ちの一端がわかった気がした。
参考リンク ⇒
★庄内映画村
★『スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ』 オフィシャルサイト