August 26, 2007

■ほろ苦い絶叫

 東京に住む5歳のめいが遊びに来た。ついこの間まで赤ちゃんだったような気がするのに、しばらく見ないうちにすっかり大きくなっていて、いつもながら驚く。そんな彼女の『大人デビュー』のエピソードをひとつ。

 最近彼女は身長がぐんぐん伸びて、ついに念願のディズニーランドの絶叫アトラクションに乗れる高さになった。そして先日、いよいよ楽しみだった『ビッグサンダー・マウンテン』にチャレンジすることに。
 母親である僕の姉たちに連れられて列に並ぶ。当然のごとく身長もクリアし、誇らしげな彼女。そしていよいよ席に乗り込み、サンダースタート!
 ところが。
 いくら身長はクリアしたとは言え、いきなりのビッグサンダーローリングは5歳の彼女には刺激が強すぎたようである。
「止めて〜!止めて〜!ボタン押して止めて〜っ!!(バスじゃないから降車ボタンはありません)」と絶叫。
 周りでは母親たちが「ひょ〜う!ひょ〜う!」と奇声を上げてマシンのスリルを満喫していたが、
「あと何回『ひょ〜う』って言ったら着くのっ!いいから早く止めてくださいっ!」と半ギレに。
 終点でマシンを降りぐったり気味の彼女に「楽しかった?」と声をかけると、
「もう二度と乗りませんっっ!!!」と返事が返ってきたそうな。

 五歳の夏、ほろにがディズニーデビューでした。
 



09:32:44 | woodcat | | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks