May 22, 2007
■食と向き合う
ここのところ夕食の時にテレビを見ないようにしている。
生まれてこの方、外食の時を除けば夕食時には必ずテレビがついていたものだったが、ある時自分は別に見たくて見ているわけじゃなくて、ただ惰性で見ているだけだと気がついたのだ。
そうして食と向き合うと、メシがとてもうまく感じられるようになった。サラダの野菜の色彩や、米の色つやはもちろん、器や箸にも気が向くようになった。
しかし無音状態というのも楽しくないので、音楽を流している。この時やはり食事に合うものとそうでないものがあって、流すのはたいていジャズである。クラシックだとナプキン巻いてナイフとフォークでおちょぼ口、みたいだし、ロック系ではハンバーガーしか食えなくなる。
ただジャズでもあまり急激にテンポが変わったり、激しいセッション系のものは消化に良くない。良いのはライトな女性ボーカルか、柔和なピアノ系である。気に入っているのはキース・ジャレットのアルバム『The melody at night,with you 』だ。緩やかなピアノのメロディが食のテンポに良く合い、リラックスしたひと時を演出してくれる。
22:20:46 |
woodcat |
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